血抜き・神経締め表示用紙制作:第三十七得将丸

沖縄・那覇の泊を拠点に、キハダ・メバチなど数種のマグロを追い、宮城・塩釜港や青森・大間など全国各地の漁港へ水揚げに向かう、19トン級のマグロ延縄漁船「第三十七得将丸」。船長の山内様より、水揚げの際にマグロへ直接貼り付ける「表示用紙」の制作をご依頼いただきました。

家族経営の3隻の漁船のうち、丁寧な血抜き・神経締め処理を行っているのは、山内様が経営される第三十七得将丸のみ。他の2隻ではまだ取り組んでいないという状況もあり、「会社名ではなく、実際にこの処理を行っている船の名前だけを表示したい」という、誠実なブランディングへのこだわりを大切に伺いながら進めました。

一番の技術的な課題は、水揚げ直後の魚体が水に濡れている状態でも文字が滲まないこと。市販のインクジェット印刷では対応できず、専用の印刷・用紙選定から検討する必要がありました。また、セリの現場で使い捨てにする消耗品のため、必要な時に小ロットで気軽に追加発注できる、無駄のない価格帯に収めることも重視しました。

デザインは、大間などで見られるような金箔をあしらった高級志向のステッカーではなく、現場で一目で認識できる、実直で力強い見た目を目指しました。「血抜き」「神経締め」の文字を大きな筆文字で配置し、マグロを象った判子・浮世絵調のオリジナルイラストと組み合わせることで、遠目からでも「この魚は違う」と伝わるデザインに。色数を絞った赤一色刷りとすることで、視認性を保ちながらコストも抑えています。

山内様は水揚げのたびに長期間船上で過ごされるため、船上のインターネット環境を活かしながら、オンラインでのヒアリングとメールでのやり取りを重ねて仕上げました。実際にマグロへ貼り付けたイメージを共有しながら進めたことで、現場での使いやすさを確認しながらデザインを詰めることができました。

ご依頼主様のご紹介

ChatGPT Image 2026年7月27日 14_17_04
第三十七得将丸

沖縄・那覇の泊を拠点に、キハダ・メバチなど数種のマグロを追い、宮城・塩釜港や青森・大間など全国各地の漁港へ水揚げに向かう、19トン級のマグロ延縄漁船「第三十七得将丸」。

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